(1) 小指を立てる

日本でこのジェスチャーをした場合にはたいてい「女性・恋人・彼女」の意味で理解されます。親指を立てると「男性」で小指を立てると「女性」となるのは世界の中で日本と韓国ぐらいです。例えばシンガポールでは「いちばんあと」、インドでは「トイレに行きたい」、タイでは「友情・友達」と言う意味になったりします。このジェスチャーは女性にとってあまり気持ちのいいものではありませんね。



(2) 人差し指を曲げる

このジェスチャーは国によって意味が大きく異なります。日本で一般的なのは「ドロボウ」ですが、シンガポールでは「死ぬ」、中国では「9」、メキシコでは「カネ」という意味になります。日本では「スリ」の動作を表しているといわれていますが、シンガポールでは同じジェスチャーを「死んだアヒル」の形に見て取ったそうです。国によってここまで意味が違うといろんな誤解が生まれてしまいます。ご注意を。



(3) 人差し指と中指を立てる

これは多くの国で使われ、国際的に広く通用するジェスチャーのひとつです。意味も あまりばらつきが無く、「勝つ」「平和」「2」に限られています。しかし世界共通 とは言え気をつけなければならない国もあります。イギリスではこのジェスチャーが 少しの違いで「侮辱表現」になってしまうのです。「Vサイン」は相手に手のひらを 向けますが、「侮辱表現」の場合、相手に手の甲を向けます。イギリスにお出掛けの 際はVサインも慎重に。



(4) 親指と人差し指で丸を作る

これも世界で広く使われているジェスチャーです。日本をはじめ多くの国では「O.K. 」の意味で使用されます。その次に多いのは「カネ」の意味です。ビルマでは多くは この意味で使われているようです。変わったところでは、チュニジアで「バカ・役立 たず・だめ」の意味で使われているそうです。しかも、「O.K.」「同意」という意味 もあり正反対のジェスチャーになっています。