挨拶(4)
−目礼−
              







 外国を旅して、気持ちいいなと思うのが人のまなざし。ホテルのエレベーターの乗り降りの時、後ろに続く人のためにドアーを押さえる時、レストランでお隣り同士になったときなど、目があった瞬間の「にこっ」という感じ。ほんの小さなことなのに、ゆったりとした優しい空気が流れます。言葉なんて関係なく、「目」だけで心がかよいあって、理解できてしまう、うれしい瞬間です。
 そう、私たちも、目礼を「目」での挨拶と幅広く捉えて、日常生活の中でドンドン気楽に使っていけたら、人と自分の心の温かさに気づくはず。
 エレベーターで、トイレで、また乗り物の席を譲るとき、席を詰めてもらうとき、出入り口で、「お先に」、「どうぞ」、「ありがとう」の気持ちを込めて、ドンドン優しいまなざしの目礼を実行しませんか。