とばは人間関係を円滑にする潤滑油です。口から出たことばは、行動と同じ重荷をもちます。
ですから、ことばが乱れるということは、行動が乱れるということ。その逆もあります。乱れることと崩すことは違います。例えば、カジュアルな場面ではカジュアルに似合う言葉遣いが当然あります。大切なのは、TPOに合わせて洋服を着替えるようにことばも使い分けられる自分であるかどうかです。
はやりことばを使うことが効果的な場合も多々ありますから。



い感じのことば…案配・辛抱する・和む・気ぜわしい・養生…などなど。
今私がいいな、どう使おうかな、と気になっていることばは
「勤しむ(いそしむ)」

※いそしむ(勤しむ)
<広辞苑より>
?ヲつとめはげむ
?ヲ勤勉であるとして賞する

私の感覚としては
?ヲ働きながら楽しむ
?ヲ働きながらそこに余裕がある
?ヲやりがいを感じながら働く
*文学博士の金田一春彦さん(辞書で有名)もこんなことをおっしゃっていますよ。




「勤しむ(いそしむ)」も私のことばになるように使う努力をしています。
以前、ありがとうを自分のことばにするために、事あることに意識的に使いました。今はポンとことばが飛び出てくるようになっています。

皆さんはどんなことばが、美しいと感じますか。是非お知らせ下さい。 美しい日本語をきちんと使うこと、それが日本人としてのアイデンティティーそのものだと思います。