ウォーキング(2) ウォーキングの効用

 
1 血液の循環を良くする
身体にとって、最も大切なことは血液の循環によって、常に新しい酸素と栄養分を身体の隅々まで送り込み、老廃物を体外に出すことです。足は心臓から最も遠くにあり、しかも体の一番下にあるので、血液を送り込むにも返すにも大変な力が必要で、心臓のポンプだけでは不十分。このポンプの力を補うのが歩く運動なのです。歩くことで、筋肉の多くを使い血行を良くします。これが「足は第二の心臓」といわれるゆえんです。
2 肥満予防
肥満の原因のひとつは、運動不足です。でも急激な運動は、普段使わない部位を傷めることにもなります。その点、歩くことなら、自然にエネルギーの消費量を増やし、余分な脂肪を燃焼し、筋肉を鍛えることができます。同時に、肥満が原因で起こる脳卒中や心筋梗塞、狭心症、糖尿病などの予防にもつながるというわけです。
3 老化防止
体全他のあらゆる部分が連動する全身運動なので、大脳への刺激反射も良くします。また歩くと、酸素摂取量も増大するので、心肺機能が向上、酸素を充分に取り込んだ血液が脳細胞を浄化します。
いかがですか?歩くことが単に下半身だけの運動ではなく全身運動であること、さらに体全体や脳活性化に欠かせない運動だということが良く分かります。