姿勢(2)座る


最近、オープンカフェが本当に多くなりましたね。緑や太陽が大好きな私は大歓迎です。風や光を感じながらのティータイムは、それだけで体も心も元気にしてくれます。が、残念なことは、外にいる分リラックスし過ぎているのか、背中が丸まったり、足をだらしなく広げていたりと、せっかくの素敵なファッションが台なしの人が多いことです。きっと自分では気づいていないと思いますが。あなたは大丈夫ですか?


今回のテーマは座る。椅子での生活が当たり前の今、オフィスで、レストランで、電車で、・・・無意識のうちに、立ったり座ったりを繰り返しています。また、デスクワークが多い職種では、長時間座ったままのことも。そんな無意識の筋肉の使い方によって、だらしなく見えてしまったり、横柄に見えてしまったり、また、印象の善し悪しだけでなく、座り方の歪みから、むくみやすい、O脚やX脚、そして腰痛など健康を害してしまうこともあります。座ってしまうと、つい緊張感を忘れがちです。スマートな立ち居振る舞い、信頼感のある態度、そして健康のためにも正しい座り方を身に付けましょう。 前回の正しい姿勢と合わせて実行して下さい。

O脚、X脚って・・・
日本人の大半がO脚と言われているそうですが、原因として先天的なものもありますが、後天的なものも非常に多いようです。その原因はいろいろ考えられますが、日本人の生活の中にO脚になる習慣が多いことが原因でしょう。
たとえば
割座(ひざを曲げて地面にペタッと座る)。これは一般にはO脚の矯正になると考えられていますが、実は習慣的にこの座り方をすると強度のO脚になります。正座も座り方によってO脚の原因になります。足がしびれないように母指を重ねて正座すると、O脚になるだけでなく背骨が曲がってしまうこともあります。正座はふくらはぎをつけて座らないとO脚になってしまうのです。

O脚の人はどうしてもそり身になってしまいますからお腹もでてきます。この体型は強度のO脚になるほど顕著に現れてきます。脚は身体を支える土台ですから、「歪み」がでると身体全体が歪み、健康をそこなってしまうのです。脚の「歪み」を防ぐためにも「正しい座り方」をこころがけましょう。