最 近のお天気のよい日の青空は本当に心地よい青。特に午前中の青の色は思わずニッコリしたくなる色です。その青空に誘われて・・・という訳でもないのですが、今日、渋谷に用があって行って来ました。若者に人気の“109”の前も通りました。皆さんにぎやかな色のファッションとメイク、ヘアースタイルで、きらきらしていました。が、ちょっと今日の私には強かったかな。実は病み上がりで。そんな私にはあまりのカラフルな色の刺激は、疲れてしまいますから。
 渋谷だけではありません。電車の中、街なかで、人々の装いが軽くなりましたね。そして春らしい柔らかい色がたくさん目に飛び込んで来ます。デパートの中も色・色・色。ウインドーショッピングをする足取りも軽くなります。

 特に今年はピンクが目立ちます。ピンクは景気の起爆剤?デパートのファッション売り場では、ピンク色の流行が呼び水となり売上が昨年の同期よりも2割以上アップした所もあるほどです。私自身2年ほど前まではピンクに縁がなかった一人です。がピンクの効果を知ってからは、ピンクを上手に取り入れている・・つもり。
 バッグ、靴、服など様々な商品が、様々なピンクで出ています。ピンクは苦手と言う方にも、今年は大丈夫。必ず似合うピンクが見つかりますよ。

 前回でもピンクについては癒しの色と少しお伝えしましたが、アメリカでのピンクのお話を参考までにご紹介しましょう。
 ベイカー=ミラー・ピンクと呼ばれるピンクは情緒不安定や凶暴性のある人を実際に沈静させる効果があることが1980年に発見されています。刑務所やその他の矯正施設で実地テストされ、見事な結果が出ています。それまでは攻撃的で凶暴だった収容者たちが、このピンクの色に塗られた独房に入った数分後には、おとなしくなったのです。
 また、他の実験でも、わざと極度の興奮状態を経験した後で、このピンク色を見ると、他の色の場合に比べて、心臓の鼓動、脈拍、血圧のすべてが、より急速に下がったと報告されています。 

 嘘のようなホントの有名なお話。ロンドンのブラック・フライヤーズ橋は、かつて自殺の名所でした。延々と続く黒い鉄の骨組みの橋が、明るい緑色に塗り換えられたところ、自殺者が3分の1以上も減少して、市の担当者を驚かせました。




色 は似合う似合わない、個人的な好き嫌いだけなく、人間の感情や健康に影響を及ぼしているのです。色は避けて通れません。私たちを取り巻くすべてのものに色があります。光のあるところに色ありです。  目を閉じていても同じ。人間は色を体感します。私たちの色の使い方が、自分と他人に絶えずメッセージを伝達しているのです。

 赤に代表される暖色系は交換神経を刺激します。その結果、血圧の上昇、呼吸数、瞬き率を増加させます。元気をくれる色です。青に代表される寒色系はその逆。リラックスさせてくれる色です。


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