焼けの色が好きです。特に太陽が沈んだ後、オレンジや紫に変わる雲や空、空気の色を眺めていると、ゆったりしたり元気がでてきたり。 　旅行で訪れた南国の真っ赤な太陽の夕焼けもきれいですが、自宅のベランダからぼんやり眺める、帰宅途中で遭遇する、仕事の手をふっと止めたときに目に入る、そんな日常の夕焼けがいいんです。やっぱりキレイ、けれども昨日とは全く違う色、形・・・。 “そうか、明日もいい日だ”などと妙に納得したりしている訳です。　皆さんのお気に入りの色は何の色なのでしょうか。
道端の草花の色にハッとさせられたり、窓から眺める木々の緑にホッとしたり、ある絵画の前から離れられないほどに引き付けられてしまったり、ファッション雑誌の中の一つのコーディネイトの色がいますぐにでも欲しくなったり・・・、よくありませんか。 　また、無性に緑の野菜が食べたくなったり・・・。ちなみに、特に自分の視覚に美しいと感じる食べ物の色は、そのとき必要としている野菜の色。健康状態を知るバロメーターでもあります。 　ある時期私は、赤いものばかり身につけたりしていた事もありましたっけ。考えてみればその時期は元気な赤の力を借りて、アレもコレもと頑張っていたような。２０代前半で、若さで何でもぶつかって行った時期と重なります。

是非、皆さんも過去どんな色に引かれたか、思い出してみてください。人生の節目のころ、転機のころ、失恋したとき、仕事で落ち込んでいたとき、チャンスが巡って来たとき、大恋愛しているとき・・・などなど。自分の心の動きを、色から客観的に見ることができるのです。 　最近の私はピンクを小物などに取り入れる事が多いのです・・・。これは意識的。ピンクは恋愛の色、癒しの色。そして女性ホルモンを活発にしてくれる色。心と体への優しさのためにピンクを少し意識していると言う訳です。ピンク呼吸法（眠る前など、ピンク色に包まれたイメージをしてゆったりと複式呼吸をする）もあるくらいなんですよ。個人的な経験からいくと、効果大のようです。
色から自分を見つめたり、逆に色を知りその力を利用したり。色は学べば学ぶほど不思議で楽しく効果的なものだと感じます。 　今回から4回に分けて色についてお伝えします。

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