タイトル(来客対応のポイント)


ここ数年、癒しの代表格としてアロマテラピーがブームです。植物の精油が心や体をリラックスさせてくれたり、元気にしてくれたり。日常的に使われるようになりましたね。私もアロマテラピーの学校を卒業しているのですが、奥が深い分野です。個人的には、バスタイムや眠る前に利用しています。
 アロマテラピーの先生とお話しをする機会があり、“植物は本当に偉い”と言った内容の話で、随分盛り上がりました。
 水がほとんど無いような苛酷な状況の中でも、また反対に日差しの少ない湿った状況でも、アスファルトに覆われてしまっても、アスファルトを破り芽を出し、逃げる事なく、たくましく生きる植物は、偉い・・・と。生物学的に言えば、環境に適した種が生き延びているに過ぎないのかも知れませんが・・・。
 そして、もっと偉いのは、美しい花を楽しませ、心地よい香りを放ち、甘い蜜を作り、おいしい果実を実らせ、又、葉や幹、根は解毒剤など動物(人間も含め)の健康を助けていることです。他を生かすこと、助けることによって自分も生きていることはすごい事だと。
 もちろん植物は足がないので動けませんから、動物や昆虫を誘い、授粉をしてもらったり、種を運んでもらったりするための手段ではある訳ですが。
林元子先生の写真


植物がこの地球上から無くなったら世の中大変だ!!!の話がどんどん広がり、水が無くなったら・・?、動物がいなくなったら・・?、アレは、コレは・・?、大変な事だらけです。じゃあ、人間がいなくなったら・・・・!?、余計な殺生、殺戮は無い、環境汚染は無い、自然の摂理に逆らうようなことは無い・・・、“この世は天国だ”と私たち人間にとっては大変な結論が導き出されてしまいました。
 植物から学ぶことはとてつもなく大きなことのようです。他との関係、バランス、生きること、共生することなど、人間関係でも大切な事ばかりです。
 植物の話で盛り上がった翌朝、ベランダのグリーンの手入れに時間をたっぷりかけました。ローズマリーやゼラニウム、ラベンダーにペパーミント・・・心地よい香りにすっかりのんびり。やっぱり植物はすごい。

人は一人では生きていけないことを忘れてはいけません。お陰様、お互い様という美しい言葉はまだ死語にはなっていないはず。
 他人の事はどうでもいい、自分さえよければいい、というような振る舞いでは、結局は自分自身を生かすことができないのです。知らない人は物ではありません。他人も又、自分と同じ人間なのです。人は、他者の存在をしっかりと認識したとき、初めて人間となるのではないでしょうか。他者の存在を認識し、何らかの表現を通して人間関係が生まれます。お陰様、お互い様の人間関係を通して、人は生きているのです。
 表現するには知識、そして表現する技術・方法が必要です。お辞儀やご案内の仕方、敬語や席次、電話応対・・・・等など、心や思いは形として表現して初めて伝わるものです。表現するには技術が必要、技術はトレーニングしなければ身につきません。まずは小さな一歩を大切に。


今回はご案内のまとめ、補足です。


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