表情と声(2) 表情と声のトレーニング

声の善し悪しが、自分の人生や世の中に及ぼす影響は、考えている以上に大きいのです。
普段、声を鍛えるなんて、思いもつきませんが、声帯も筋肉です。鍛えればしっかりと答えてくれるのです

1.正しい姿勢をとる
美しい声は正しい姿勢から。トレーニングの時は、足を肩幅ぐらいに開きます。基本の立ち方は正しい姿勢(1)を参照して下さい。
座ってトレーニングするときも背もたれなどに寄り掛かったり、猫背にならないように気をつけて。背筋をスーッと伸ばし、胸を上げ、ゆったりと行うことが大切です。

2.腹式呼吸
声を正しく使うときに特に大切だといわれるのが、腹式呼吸です。日本語は浅い息でも発音できる言葉なので、体や深い息を使った発声法が身についていません。
息を吸ったときに、お腹が膨らみ、吐き出すとへこむのが腹式呼吸です。仰向けに寝ているときには誰もがしています。が、特に女性は腹式呼吸が苦手で胸式呼吸の方が多いようです。腹式呼吸は、ヨガや瞑想の時の呼吸法であるように、健康にもプラスの効果があります。最初は、吸うよりも、深く息をはくことを心掛けるとよいでしょう。