表情と声(2) 表情と声のトレーニング


表情&声のトレーニング方法
目は口ほどにものを言うとすれば、声は顔ほどに人柄を伝えると言っても過言ではないでしょう。電話など、姿は見えなくても相手の様子はしっかり伝わってきます。皆さんにも、電話の対応だけでイライラしたり、逆に怒りがおさまったり、ご経験ありませんか。

人は、話される内容よりも、声そのものを通して伝わる情熱や愛情を敏感に受け止めているものです。声の魅力はその人の顔の表情と同じように大きく人の心に働きかけます。
人が話している相手の態度や正確など印象を判断するとき、話される言葉の内容の影響はわずか7%であり、残りの93%のうち、38%パラランゲージ(周辺言語/言葉そのものではなく、声の音色、大きさ、テンポ、間の取り方など)、
55%は顔の表情によるという統計があります。(アメリカの心理学者/A ・メラビアン博士)


何を話すかよりも、どう話すかが大切であることが分かります。

話している相手に与える印象の問題だけにとどまらず、二者間の対話で伝わるメッセージの内容のうち、言葉によって伝わる内容は全体のわずか35%、
残りの65%は言葉以外の手段によって伝えられるという研究結果もあります。
非言語コミュニケーションのリーダー/レイ・L・バードウィステル氏)


自分の表情は自分では見ることができません。が、声と表情は直結していますから、自分の声の状態から、表情を把握することができます。ポイントは「目」。目が柔らかいときは声も柔らかく、目が怒っているときにはやはり怒った声になっています。これは体のルールです。