握 手 〜No.2〜


●紹介された途端に、すぐに手を差し出さないこと。目上のもの、あるいは女性からの求めに応じて握手するのが正式。目上のものが握手の代わりに頭を下げて会釈をする場合、目下もそれにならって頭を下げるべきです。
最近では、女性が求めないかぎり男性から手を差し伸べていけない、というのも時代送れとなり、自然に握手をするのがスマートでしょう。

●女性は手袋をしたままでも良いが男性は必ず外すこと。最近では女性も礼服用の手袋着用時を除いて、外して握手すべきという意見も増えています。

●相手が握手のために差し伸べている手を拒否することは極めて失礼に当たります。

●人を紹介された時と、別れを告げる時。
●訪問客がオフィスを訪ねてきたとき。
●オフィスの外で、知り合いに出会った時。
●パーティー等多数の人数が集まる場で、知りあいに会ったときや、その知人に紹介されたとき、等。

日本でお辞儀などの挨拶の場面を、海外では握手と考えるとよいでしょう。 相手は、2人の肌が触れ合う大切なきっかけです。タイミング良く頻繁に行って、相手に好印象を残し、ビジネスチャンスをしっかりキャッチしましょう。




◆◆その1◆◆


よい関係にあるビジネス仲間で、長期間会っていなかった人には、気持ちを込めて握手し、左手でお互いの右上腕部から右肩を軽くつかみます。これはオフィスでも違和感がありません。
海外では、ごく親しい友人との再会に、いわゆる「ハグ(抱擁)」をよくしますが、これはオフィスでは避けて下さい。
これは一方の人のみですが、左手で相手の右肩を軽くつかむバージョン。お互いの時もあります。

◆◆その2◆◆



握手した手の上にもう一方の手を重ねます。感謝など、温かい気持ちの表現のひとつです。

もう一方の手を重ねる





くれぐれも、お辞儀と握手を同時にしないように。
ところ変われば言葉も慣習も挨拶の仕方も変わります。TPOに合わせて使い分けられる自分を楽しむ余裕を持ちましょう