自覚するしないにかかわらず、微妙な自然の音や匂い、色、光、空気などの環境が、私たちの生理を左右しています。日本家屋は本来、風が抜ける、自然とのつながりのある建築様式です。ですが今、都会のコンクリート住宅は風や光、音などを遮断してしまっていることも多いのではないでしょうか。
 興味深いデータがあります。通常人間の耳には聞こえないとされている20キロヘルツを越えた超高音が欠けた場合、生理的な不快感を生み出すそうです。コンクリート住宅など、防音や遮音効果の高い住宅では、外の物音ひとつ聞こえない不自然さゆえに、住居として私たちの精神状態にマイナスに作用するそうです。
 また、通常CDレコードでは20キロヘルツ以上は不必要だとカットされます。しかし、豊かで自然な感じの音のためにはそれ以上の周波数も必要だということが分かってきました。つまり、まろやかでニュアンスの変化の大きい、快く響く音のためには人間が実際に聞こえる以上の音域が必要であるということです。
 私たち人間の目に見えないから、聞こえないから必要ないのではなく、実際にはあっても、人間には聞こえない音や見えないもので、バランスが取れているのではないでしょうか。第6感という感じる感覚の部分なのかも知れません。
 色彩の波長も、音の場合と同じことがあるだろうと考えられます。
 様々な色に触れるチャンスは日常生活の中に沢山あります。大切にしたいものです。



トマトの実を白い袋、黒い袋、袋に入れずそのままの3種類の条件で育てました。さて、どのトマトがちゃんと収穫できたでしょう。イラストをクリックして答えを選んで下さい。

白い袋に入ったトマト
黒い袋に入ったトマト
袋に入っていないトマト


《参考》 色の温度差の実験結果/場所は真夏の海岸の駐車場
温度が高い順に黒・茶・緑・青・赤・シルバー・ゴールド・黄
ちなみに黒が71.5度に対し一番低い黄色は51度、約20度の差がありました。



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