インターネットや伝言ダイヤルを使っての犯罪のニュースが増えているようです。つい先日も、あるニュースで被害者がインタビューにこう答えていました。“いやな思い、恐い思いをしながらもやめる気はない。心の支えだから”と。これは極端な例かもしれません。
 しかし、通信技術の発達により、人との係わりあいの仕方が急激に変わって来ていることは事実です。誰であるかも分からない、顔の見えない相手との交流が心の支えであるとは、私にはとてもショックな言葉でした。技術が急激に進歩して、私たち人間が追いついていけない、その狭間に犯罪が起こってしまったりするのでしょうか。

 電話での会話はできても、対面の直接のコミュニケーションができない子供も増えていると聞きますし、プライバシーが漏れるなど、今後も多くの問題、課題が出てきそうです。
 
 また、別のニュースでは世田谷区でのテレビ電話の話題が出ていました。高齢者がテレビ電話で友人との会話を楽しんだり、商店とネットワークを結んで買い物ができたり。安心で楽しいコミュニケーションツールとして、このようなシステムは、これからの高齢化に向けてどんどん広がって行くことでしょうし、もっと低コストで身近になることを願います。





さ て、この電話についての原稿を書いている間に、何回関係のない電話に邪魔をされたでしょう。正解は3回

 まず、ハウスクリーニングの勧誘。
《すぐ断ったんですが、こちらは相手の女 性の感じが良かったので問題なし、必要があったらここに頼んでもいいかなと思った ぐらいです》

 次にマンションの勧誘。
《断ってもしつこいしつこい。ガシャンと切ってし まうのは自分も気分が悪くなるので普通に終わらせたいと思っていたのが大間違い。 しつこいに加えて、プライベートな質問までされたので、強く拒絶をしたら、相手は かなりムッとしたらしく冷たい言葉を残してガシャンと電話を切ってしまいました。ムッとしたいのはこちらです。気分が回復するのには、モンブラン(今、はまってるケーキです)一個では足りませんでした。ハ、ハ》

 そして“ケイコちゃんのお母さんでいらっしゃいますか”の電話。
《突然電話をかけて来て自分は名乗ず、“お母さんですか”とは何事ダーー、です。“違います”と答えると“小学生のお子さんいらっしゃいますよね”と何と失礼な。“学生です”(ご存じのように真っ赤なウソ)と答えた私に“ああ、そうですか、失礼しました”と最後まで何者かも名乗らずガシャン。明らかに子供の関係での勧誘ですね。呆れて物も言えません》。

 皆さんにはこのような経験ありませんか。自分の大切な時間に突然割り込んでくる、これは暴力と言ってもよいでしょう。





電話でのコミュニケーションの仕方で相手に与える印象が大きく違います。
 ビジネスでもプライベートでも、あまりにも当たり前になっている電話について少し考えてみましょう。   


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