本には、質実剛健の精神が働いていて、外見に気を奪われるのは人格が低いという考えが今でもあるように感じます。
が、このスピーディーで国際化の時代、人は中身・・・などとのんきなことを言っていては貴重なビジネスチャンスを逃してしまいます。第一印象には外見が大きくかかわります。その第一印象で、好印象を与えられるかどうかがその後のビジネス展開に影響します。

自分自身のイメージマネジメントは、企業のイメージマネジメントにもつながる大切なポイントです。
まずは基本の好印象を与える身だしなみから心掛けましょう。





全体のシルエットが生き生きしているか。鏡の前で、スーツの形が整然としていてバランスが取られているか。体全体に気持ちよくフィットしているか・・・を見る。これが一番肝心。
首から肩、胸元にかけての線が美しいか。「肩は型に通じる」と言われるくらいスーツの肩と胸が大切なところである。ショルダーラインが肩に沿って、そのうえ胸の上げ下げが楽であれば合格。
襟、肩にツレは出ていないか。着てみてもどうもぴったりしないと感じる人が多い。体にフィットしていないと襟、肩の縫目にシワやツレが出たり、中には背中のシワ(肩線から脇線に向かってタスキ状のシワ)が出たりする。
襟が首の後ろにしっくり納まっているか。後ろ襟の下に横シワが出ていないか、柄ものは襟の左右の柄が狂っていないか調べてみる。狂いのあるものは不合格。
襟口をめくって表地に余裕がないのは、生地をケチっている証拠。
ボタンはしっかりついているか。ボタンは同一方向についているか、ボタンを掛けてその付近にシワが出ていないかを点検する。
ズボンの折り目はきちんと通っているか。折り目が曲がっているのは欠陥商品。
ズボンに股シワが出ていないか。股の部分から斜めにシワが出るのは合っていない証拠。
   参考文献:「サラリーマンダンディー学」林邦雄著 読売新聞社





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