歩でも2歩でも、少しでも相手に向かう動作です
動ける余裕がなかったら、を、それも無理だったら、だけでも相手に向けることです。これはすなわち、心と体を同じ方向に向けること。心とからだが同じ方向を向いているとき、動作は美しく、且つ相手に安心感と好印象を与えます。
例えば、「いってらっしゃい」、「お帰りなさい」、「お疲れさま」、「おはようございます」など、相手に向かって言えていますか。知らん顔をして、とりあえずの声掛けだけではありませんか。呼ばれたらすぐ反応して体が動きますか。
頭で分かっているだけでは、体は動きません。とにかくやってみることです。「最近何か変わったね」と言われるほど印象アップするかも知れません。


 
を相手に残しながらその場を離れる動作です。退くとき、いきなり相手にお尻を向けるのは失礼です。
正面1 左1
1 基本姿勢で相手に心と身体を向ける
正面2 左2
2 「失礼いたします」「ありがとうございました」など挨拶をしながら一礼をする。
正面3 左3
3 軽く会釈をしながら片足を後ろに引く。基本的に、右後方に下がるときには左足を、左後方に下がるときには右足を引くとスムーズ。
正面4
4 もう一方の足を進行方向、後方に引き、体を徐々に回転させ、体をひねり歩きだす。
※3、4の時など、小さい動きの時は、つま先に重心を掛けて動くときれい。
お辞儀
実践右にさがる
足捌き 2 までは、つま先で動く。あとは自然にウオーキング
※左にさがる場合はこの逆になります。
すすむ・さがる動作はビジネスシーンだけでなく様々なところで役立ちます。
すすむ・さがるが身についてしまえば、日常の動作にゆとりが出てきます。動作のゆとりは心のゆとり、そして信頼感につながります。